米軍、海軍と陸軍が共同で実施した、極超音速(ハイパーソニック)兵器の実験に成功したと21日に発表しました。
米国・中国・ロシアが開発競争中
宇宙に向けて発射実験しているのだと思われますが、米航空宇宙局(NASA)の施設で行われた用です。
米国では2020年代半ばまでに実践配備としていますので、あと3年以内ぐらいには配備されるって事ですね。
この極超音速(ハイパーソニック)兵器当然ですが、中国、ロシアも開発中です。
このハイパーソニックは、ただの弾道ミサイルではなく、核を搭載することが目的で、
英国のマスコミの報道では、「中国が核搭載可能な極超音速兵器実験」の実験をしたというものがありました。
英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は16日、中国が核弾頭を搭載可能な極超音速兵器の発射実験を8月に行ったと報じた。複数の関係筋の話としている。ロケットで打ち上げたミサイルが地球を周回後に下降。目標は外したが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を使わず宇宙空間から世界各地を攻撃できる能力につながる懸念がある。米情報当局は、中国の技術力の「驚異的進歩」に衝撃を受けたという。
https://www.sankei.com/article/20211017-CBN4BCEF5RJ7JBVUPGCQCDLBVU/
中国は認めていないみたいですかけれど……
もう殆ど米中の開発の差は無いのかもしれませんね。
日本への影響は?いまさらかも……
もう既に中国は、中距離弾道ミサイルを数千発日本全土に届く配備をしています。
米国には届かない中距離弾道ミサイル、その大半を向ける先は日本ぐらいしかないと推察できますから、
もう既に、これらで核を搭載して日本に撃たれたら、全部打ち落とすなんて無理なことは確かです。
それが極超音速(ハイパーソニック)になったところで、日本はとても太刀打ちできないのですか、
これは米国との競争でどっちが勝つかの勝負でしょうね。
ただし、もし米国より中国が圧倒する物をもったら……
中国は日本を攻撃しても、米国は自国との打ち合いになるのは避けるでしょうから、
日本を見捨てるという事につながるでしょう。
中国は人的損失を許容できますが、米国はできないですから、
日本攻撃への報復として、米国が中国に報復攻撃はしないでしょう。
そういう意味では、中国が米国をしのぐ、もしくは同等の能力をもったら、
もはや日本への中国の攻撃は、躊躇する理由が減るわけです。
すでに日本は詰んでいる?
極超音速(ハイパーソニック)を1発日本へ打ち込んで、脅しをかけるということもできますね。
「どうだ、打ち落とせないだろうと?」
それで脅しをかけられたら、日本は人口の大半を失う選択をするか……
あるいは、降伏して中国共産と支配下に入るとか無いわけです。
中国軍の通常兵器や、軍の指揮は低くて自衛隊で対処できても、
飛び道具にはかてません。
中国もそれを分かっていて、数千発の中距離弾道ミサイルを配備し終えている訳です。
米国の同盟国への報復ををだまらせる能力をもてば、
アジアは中国共産党の支配下に入るわけです。
もし日本が同等の核ミサイルを万一持ったとしても、
国土の広さでも、堪えうる人的損失の大きさで言っても、すでに日本は詰んでいる訳ですね。
日本も対応策は一応考えてはいる
前述したとおり、今更何ですが、防衛省もいちおう、この極超音速ミサイルを早期に探知するための方法は研究しているようです。
が、マッハ5以上で飛ぶ極超音速ミサイルの早期探知を可能にするため、無人航空機の活用を検討していることが7日、分かった。
https://www.sankei.com/article/20210807-IXBEAKJ6TBJZXGGALNLZU66I2A/
その探知には、無人機を使うみたいですが、探知したところでどれほど迎撃できるのか、そこが大いに疑問なんですよね。
もし打ち落とすことができたとしても、飽和攻撃されたら終わりです。
ただし、米国が諦めた「レールガン」は日本は研究しているようです。
電磁波で高速で球を打ち出す方法ですが、攻撃には不向きでも、
対空防御にはその高速性から少しは期待できるのかもですね。