新型コロナ感染して、完全に回復した人は抗体をもっています。
その方の血しょうを採取させてもらって、その中の抗体から新型コロナのワクチンを作ろうとしています。
その抗体のを使った薬を免疫グロブリン製剤といい、
その製剤の製造で、日本の武田薬品と、オーストラリア企業のCLSの子会社である米CLSが提携したそうです。
武田薬品の大型買収が役立つことになって驚き
まるで今回の新型コロナウィルスの発生を予見したかのようですね。
武田薬品は総額7兆円を使って、アイルランド製薬大手シャイアーの買収した時は、
大博打であると、武田薬品の将来への不安がささやかれたものです。
武田薬品が時価総額が3兆円なのに、その倍以上の企業買収って、
よくもまあやったものだと思いますが、今となっては英断となりますね。
このシャイアーが得意としてきたのは血液製剤で免疫グロブリン製剤の開発です。
シャイアーは血液由来の医薬品のリーディングカンパニーで、「アルブミン製剤」や「免疫グロブリン製剤」の開発ノウハウを持っていた。https://www.sankei.com/premium/news/200327/prm2003270009-n1.html
つまり今回の抗体を使った新型コロナの特効薬の開発のためにノウハウと製造に最適な状態にあるのです。
免疫グロブリン製剤は、治療だけでなく、ワクチンとして予防にも効果があるので、
感染していない人への予防にもなるので、これが開発されれば、インフルエンザ程度にはできる行基になります。
これは、とても期待できそうですね。
最短9カ月程度で実用化する?
あくまでそうしたいという希望ののようなもの見たいですが、
それだけの自信があるのでしょう。
武田薬品は、2020/3/4の報道では、最短9カ月で作りたいと発表しています。
といっても最短でということで、「早くても9カ月から18カ月程度かかる」と言っていますので、
その幅は大きいです、回復者の血しょうや治験をとれだけこなせるかにかかっていると思います。
ですから、CLSとの提携でさらに加速することを期待したいです。
更に4社が加わりノーブランドの治療薬
儲けるためだけなら、武田ブランドで作ればいいわけですが、
今の状況を見れは、とにかく早く作る、大量に作ることが求められます。
でも安心してください、さらに4社が加わり、
ノーブランド薬として、日米欧6社が提携して作るという発表がされました。
中国は、かなりの人材とお金を投入してワクチンを作っていて、
なんだかもう治験に入っているという噂がありますので、
先に作られると、また中国が世界を救ったプロパガンダをするでしょうし。
それを武器に、他の国を従わせようとするでしょうから、
中国に対抗して、日米欧で協力して作るのは絶対やってほしいことですからね。
武田薬品と米国CSLベーリングは4月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬になり得る血漿分画製剤の開発加速に向けて提携契約を締結すると発表した。欧州で血漿分画製剤を手掛ける4社もこの提携に参画する。6社が協力して日米欧などでCOVID-19から回復した患者から血漿を採取。https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=69068
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